燕と入れ替わるように雁が北へかえってゆく頃。
夏はシベリアで過ごし、秋にまた日本へ渡ってくる。
春先の北国の曇り空を「鳥曇」と呼び、北へ渡る鳥の群れの羽ばたく
音は「鳥風」と呼ばれるそう。
新暦では大体4月9日から4月13日頃。
燕と入れ替わるように雁が北へかえってゆく頃。
夏はシベリアで過ごし、秋にまた日本へ渡ってくる。
春先の北国の曇り空を「鳥曇」と呼び、北へ渡る鳥の群れの羽ばたく
音は「鳥風」と呼ばれるそう。
新暦では大体4月9日から4月13日頃。
つばめが東南アジアから渡ってくる頃。
「つばめが巣をかけると、その家に幸せが訪れる」という言伝えもあるそうだ。
春の使いとしての呼び名は様々で、玄鳥(げんちょう)、乙鳥(つばくら)、天女(つばくら)などがある。
清明は「清浄明潔」の略。
自然の息吹きが清々しく、すべてのものが生き生きとする頃のこと。
古来中国では春を迎えて先祖の墓参りをしたり、郊外に出かけて宴を催す風習があり、清明節と呼ばれた。
現在でも中国や沖縄には、この時期に墓参りをする習慣が残っている。
新暦では大体4月4日から4月8日頃。
春の到来を告げる雷が鳴りはじめる頃。
この時期の雷を「春雷(しゅんらい)」と呼び、夏の雷に
比べると雷の音は短い。
冬ごもりをしていた地中の虫たちを起こすという理由で「虫出しの雷」
という呼び名もある。
新暦では大体3月30日から4月3日頃。
桜の花が咲く頃。
桜はバラ科スモモ属サクラ亜属に分類される落葉広葉樹で、
現在では600種を越えるとされる。
古くから日本人にとって、馴染み深く、特別な花であり、目で愛でるだけではなく、実のさくらんぼや、花と葉の塩漬けとしても食べられる。
名の由来は古事記に登場する「木花開耶姫」(このはなさくやひめ)のさくやが転化したものだという説と、さくらの「さ」は穀霊を表す古語、「くら」は神霊が鎮座する場所を意味し、穀霊の集う依代だという説がある。
新暦では大体3月25日から29日頃。
私の故郷、埼玉県所沢市に伝わる話。
久米と北秋津の境が舞台らしい。